2016年9月11日日曜日

25年ぶりのリーグ優勝おめでとう!真っ赤に染まる東京ドームで、広島東洋カープの優勝を見届けてきました

 2016年9月10日は、カープファンにとって、忘れられない一日になりました。そう、広島東洋カープにとって、実に25年ぶりのリーグ優勝です。

 私も広島に生まれ育ったものとして、お墓参りとカープの応援だけは欠かすなと言われて育った一人なので、普段は試合結果を追いかけているくらいでそんなに熱心には応援しないものの、さすがに9月6日から中日ドラゴンズを本拠地MAZDA Zoom-Zoom スタジアム に迎えての3連戦は、25年ぶりのリーグ優勝が地元広島で決まるんじゃないかと思うと居ても立ってもいられず、radiko.jp でずっと RCC のラジオ中継を聞いていたのですが、蓋を空けてみるとまさかのM1で優勝決まらず。

 翌日9月9日の移動日での優勝は、さすがにあまり面白くないので、今日ほど巨人を応援したことはない、というくらいに巨人を応援したところ、空気を読んで阪神が負けてくれたので、胴上げは、9月10日、11日に東京ドームで行われるジャイアンツとの直接対決という流れになりました。

 巨人vs阪神の試合を見てて、移動日優勝がなくなったあたりから、ある野望が湧いてきました。それは、
"25年ぶりのカープの優勝に立ち会いたい!"
 しかしカープは地元で胴上げとばかり思っていたので、当然のごとく、チケットは手に入れてなかったんですが、9日金曜の夜にヤフオクとかでチケットを探してみると、なんとなんと、立見席のチケットが何とか手の届く価格でチケットキャンプに出ているではありませんか!慌てて会員登録して、チケットをゲットして、行ってきました、カープファンで真っ赤に染まる東京ドーム!そして、立ち会ってきました、25年ぶりのリーグ優勝、胴上げの瞬間。というわけで、前置きが長くなってしまいましたが、血湧き肉踊る当日の東京ドームの様子を書き留めておきます。

25年ぶりのリーグ制覇を記念した、優勝ワッペン


チケット入手から場所取りまで


 チケットキャンプでチケットを譲ってくれた人とは、朝9時半に後楽園で待ち合わせ。この方は、熱狂的な広島カープのファンらしく、同じく熱狂的な応援仲間の分も合わせて10枚チケットを入手したものの、急遽、来れなくなった人がいたようで、チケットを余らせてもしょうがないとのことで、入手価格以下の値段で譲ってくれた模様でした。ええ人や。


 そして、その足で場所取りへ。東京ドームに立見席があるって知らなかったのですが、調べてみると、当日朝6時から場所取りが許可されていて、シートや新聞で場所を取り、入場の20分前にその場にいればOKというシステムとのことで、ビニールシートで場所取り。さすがに胴上げがかかった天王山の一戦、すでに、入り口からは200m以上の行列ができていました。出遅れた…。(階段下のあたりに立ってる警備員さんが「最後尾」のプラカードを持って立ってます。)


 で、場所をとったところで一旦、元々参加を予定していた Google 主催のローカルガイド限定イベント「ジオウォーク」に参加のため、東京ドームを離脱。もののついでに、先発が黒田だったので、背番号15のユニホームがないかと思い、広島県民の東京における心の拠り所、広島ブランドショップTAUに立ち寄ってみると、ここも当然カープ一色でした。


 カープ関連グッズ売り場は、取り付け騒ぎでも起きたかのような品切れ状態で、黒田のユニフォームはTAUでは残念ながら、入手できませんでした。が、東京ドームに早めに戻ったら、普通に売ってました。売り切れ前で良かったよかった。というわけで、応援グッズも入手し、準備万端です。そして、朝は出遅れたかと思った行列が、3倍くらいの長さになっててびっくりしました。


 そして、16時過ぎ、いよいよ入場開始です。自然と、集まっていた人達のボルテージも上がります。まさしくVeryカープ状態。すでに東京ドームが真っ赤です。これぞ真赤激!


 数年ぶりに東京ドームに入り、無事に観戦場所も確保。立見エリアの三列目でしたが前の人が居なければそこそこ見えるポジションを確保できました。「見える、数時間後の、胴上げの様子が、過去を思い出すが如くに見えるぞ…!」って気分です。



そしていよいよ試合開始


 試合が始まってからは、正直もう、盛り上がり過ぎて、写真とってるどころじゃなかったです。レフト側スタンドは、大熱狂の渦に包まれていて、ヒットが出ようものなら、歓喜の渦で、もみクシャです。


 極めつけは、4回の鈴木誠也と松山竜平の二者連続ホームラン。鈴木誠也のホームランで大盛り上がりしてる真っ最中に、松山竜平のホームランが出たので、立見席は、歓喜の渦→何事だ?と一瞬の沈黙→2者連続ホームランと分かって、さらに喜びが大爆発、と息をつく暇もないほど盛り上がってました。


 そして、カープで優勝するために、メジャーリーグからカープへと男気復帰を果たした黒田博樹投手。この試合は6回を6安打3失点ときっちり抑え、自らの手で夢を勝ち取るその勇姿に、感動を覚えざるを得ませんでした。涙出ました。こんな瞬間を生で見れるとは、なんという幸運。


 いよいよ、9回裏になると、その瞬間に備えて紙テープが配られ、燃える赤ヘル僕らのカープの熱唱とともに、アウト一つ取るたびに、大きな拍手が沸き起こります。
 そして、そして、ついに、その瞬間がやってきました。25年ぶりに開く夢の扉。もう、東京ドームの熱狂は最高潮で、思い出すだけでも涙がでます。緒方監督、黒田、新井の胴上げに合わせての万歳コール、最高でした。まさに悲願達成の瞬間。このあたりはもう、写真取ってるどころじゃなかったので、YouTube でご覧ください。


 緒方監督の「広島や全国のカープファンのみなさん、本当に長い間お待たせしました。おめでとうございます」という最高のコメントに酔いしれ、優勝インタビューが終わった後も、三塁側スタンドは30分以上、優勝の余韻に浸ってました。最高の瞬間ですね。巨人の応援席にはもう誰もいなくなってますが、応援が止まらないカープの応援席。


歴史的で、本当に幸せな瞬間に立ち会うことができました。行ってよかった。


その頃の広島の様子もすごいことに


 その日は、東京ドームも真っ赤に染まって、大変な事になってましたが、地元広島はそれ以上に大変だったみたいで…。25年ぶりのリーグ優勝とあっては、喜びが大爆発しても仕方ないですね。

 本通りのハイタッチの輪は、広島にいたら絶対行きたかったですね。容赦のない優勝セールも、25年ぶりの喜びと戸惑いがひしひしと伝わってきます。どう考えてもやり過ぎだ…笑。
 そして、試合後の選手のビールかけも楽しそう。

 個人的には、ページ上部に貼り付けたカープ坊やが泣いている優勝ワッペンにも涙がでました。喜びが伝わる、良いワッペンだ。


ここまできたら、目指せ日本一!今後のカープの試合やイベント


 25年ぶりのリーグ優勝をしたと言うことは、当然このままクライマックスシリーズも勝ち抜き、日本シリーズで32年ぶり4度目の日本一を勝ち取って欲しいと思うのも、ファンとしては当然といえば当然ですよね。そして、何度も勝利の余韻にも浸りたい、ということで、今年の残りの試合やイベントをチェックしてみました。

クライマックスシリーズ


 クライマックスシリーズのファイナルステージは、10月12日水曜日から10月17日月曜まで、ファーストステージの勝者とマツダスタジアムで行われます。実はカープは、クライマックスシリーズを本拠地マツダスタジアムで迎えるのは、初めてのこと。広島はこれまた、盛り上がること必至ですね。

 カープはレギュラーシーズンを優勝しているので1勝のアドバンテージがあり、3勝で日本シリーズに進めます。最短の場合、10月14日金曜日には日本シリーズ進出が決定する可能性ありますね。15日土曜や16日日曜あたりは、チケット取れたら帰省も兼ねて、広島に見に行くのもありかなと、今から思案中です。チケットは、9月23日金曜の午前11時から、セブンチケット・ローソンチケット・イープラス・チケットぴあで販売が開始される模様ですました。詳細は、広島東洋カープの公式ページの「2016 クライマックスシリーズ ファイナルステージ」コンビニ・プレイガイドでの入場券販売方法について」でご確認ください。ここで手に入らなかったら、次もまたチケットキャンプで出物を探すのかなぁ…。すごいプレミア価格になってそうですね。

【9月23日追記】案の定、クライマックスシリーズのチケット争奪戦は、熾烈を極めた模様です。
入手出来た皆さん、ラッキーでしたね。

【10月10日追記】 クライマックスシリーズのファイナルステージの対戦相手が、横浜DeNAベイスターズに決まりました!延長11回までもつれる大接戦でしたね。横浜DeNAベイスターズは初のクライマックスシリーズ出場でファイナルステージ進出と勢いが出てきたので、レギュラーシーズンは13勝12敗と勝ち越してはいますが、気は抜けないところです。ベイスターズに勝って、日本シリーズ行くぞー!12日からのファイナルステージが楽しみです。

日本シリーズ


 日本シリーズは、10月22日土曜日から10月30日日曜までの日程になっています。順当にカープがクライマックスシリーズを勝つと、10月22日土曜日の第1戦・10月23日日曜日の第2戦・10月29日土曜日の第6戦・10月30日日曜日の第7戦が本拠地マツダスタジアムでの開催になります。くー、これも広島で32年ぶりの日本一になる瞬間をみたいなぁ…。今年は、野球を楽しめる期間が長くて良いですね。

 ちなみに、クライマックスシリーズや日本シリーズ以外にも、盛り上がりたい方には、こんなイベントも企画されているみたいです。


 広島で生まれ育った私ですが、初優勝の際に、こんなイベントが行われていたとは知りませんでした…。ちょうちん行列。説明によると、
"1975年ついに悲願の初優勝を達成したカープ。これを祝い、3日後に市民によるちょうちん行列が市中を練り歩きました。旧市民球場を3千人でスタートした行列は、最終的には2万人に膨れ上がったとか。市民総出の優勝イベントとして、いまでも語り草になっています。"
 これは楽しそう…。残念ながら9月30日の行列に参加するためのチケットはすでに完売のようですが、見てるだけでもカープ優勝の喜びをわかちあえそうですね。当日の本通りやアリス・ガーデンは、優勝決定時にも負けない盛り上がりになりそうだ…。しかし、1975年のカープ優勝の時のパレードが元で、ゴールデンウィーク中の祭りでは日本最大級の動員を誇るフラワーフェスティバルが行われたって話は知っていましたが、このちょうちん行列の話は知りませんでした。市民球団らしいエピソードでほっこりしますねぇ。


 毎年、MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島で開催される恒例のファン感謝デー。今年は、11月23日水曜日(祝日)に開催されます。リーグ優勝もあって、今年の盛り上がりは凄そうですね。こちらは、10月11日火曜午前9時半から10月17日月曜正午まで、応募専用ホームページで募集受付予定のようなので、まだチケットが入手できる可能性ありですよ。

祝!カープ優勝!「VIVA!真赤激!」


 25年ぶりのリーグ優勝に沸いているのは、スポーツ界はもちろんですが、音楽界も盛り上がっております。カープの優勝に便乗してを記念して、カープファンを公言してはばからないミュージシャンが集結して、11月16日17日の二日間、広島文化学園HBGホール (広島市文化交流会館)でライブを行います。奥田民生やポルノグラフティがカープの優勝を祝ってライブをするとあっては、音楽ファンにもカープファンにもたまりませんね。


2016 広島東洋カープ 優勝パレード・優勝報告会(10月6日追記)


 さらになんとなんと25年ぶりのセ・リーグ優勝を記念して、1975年の初優勝時以来41年ぶり2度目の優勝パレードと優勝報告会の開催が告知されました。11月5日土曜日に、10:30から一時間をかけて平和大通りで優勝パレード、その後マツダスタジアムに移動して12:15から優勝報告会という流れです。これはカープファンには堪らないイベントですね。わざわざこのイベントのために、carpwin2016.comというドメインを取得しているあたりからして、関係者の喜びようが伝わってくるというものです。

 優勝報告会は無料ですが、入場整理券が必要です。今回は、クライマックスシリーズでのチケット転売問題への対策として、抽選方式の受付かつ転売禁止が明記してありますね。良いことだと思います。受付期間は、10月21日金曜10:00から10月23日日曜23:59まで、チケットぴあの専用ページでの受付です。ものすごい倍率になりそうですが、ぜひチャレンジしてみましょう!

V7記念カープ坊や優勝ワッペンも手に入る!広島東洋カープ優勝記念公式グッズ発売(11月10日追記)


 今回のセ・リーグ優勝に涙したカープファンはそれはそれは多かったと思いますが、泣いているのはファンだけではありません。カープ坊やも泣いているのです。セ・リーグ優勝記念にデザインされた涙するカープ坊やをモチーフにした優勝ワッペンは、広島市民以外の人にも印象的なデザインではないでしょうか。

 そんな優勝ワッペンのデザインを配ったセ・リーグ制覇記念グッズがついに、広島東洋カープの公式グッズとして発売される模様ですので、いくつか紹介したいと思います。

 まずは、広島東洋カープ V7記念ステッカーセット。12月10日発売です。カープ坊やの優勝ワッペンと、ビールかけの際に選手が来てたTシャツに使われた優勝ワッペンの2枚セットのステッカーです。



ノートパソコンにさり気なく貼って、カープ愛、広島愛をアピールしたいですね。
その他にも、ユニフォームやフェイスタオル、トートバッグなんかも、インパクト抜群です。



この3点セットは結構、完璧なコーディネートなんじゃないだろうか。
その他、クリアファイルや下敷きなど実用性の高い文房具系のグッズもあるのは学生さんにも嬉しいですね。



カープファンなら、ぜひ手に入れたいアイテムです。その他にも、広島東洋カープ セ・リーグ優勝記念グッズの販売ページから入手できますので、ぜひチェックしてみてください。

まとめ


 今年のカープは、新井貴浩選手のプロ野球史上47人目の2000本安打達成、黒田博樹投手の日米通算200勝達成、そして何より25年ぶり7度目のセントラル・リーグ制覇と、広島東洋カープ史上本当に意味のある、ファンの記憶に残る一年になりましたね。日本シリーズ制覇まであと一ヶ月半くらいありますが、今のこの勢いに乗って、ぜひ、32年ぶりの日本一奪回を達成してもらいたいです。がんばれカープ!

それにしても、実はカープの優勝に立ち会うのは、実は死ぬまでにしたい100のことの中の一つに挙げてて、こればっかりは運任せなので達成は難しいかなと思っていたのですが、書いてから二年弱で達成と、以外に早いタイミングで実現することができました。やー、目標ってこうやって文字にしておくものですね。他の目標も達成できそうな気がしてきました。


2016年の広島カープ観戦記録こちら



Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

この記事が面白かったらシェアお願いします