昔メインで使っていた自宅用のデスクトップPCのOSが Windows Vista で、chromebook を導入してからは、ほとんど使っておらず、たまにどうしても印刷が必要なタイミングだけ使ってたんですが、そこはさすがのWindows Vista。起動の遅さに毎回イライラしていたわけです。chromebookからでも、クラウドプリントという機能を使えば直接印刷できるのですが、残念ながらうちのプリンターは対応しておらず、プリンターの買い替えも考えたんですが、印刷したいタイミングがそんなに頻繁にあるわけでもないし、Vista のサポートは切れちゃってますが印刷専用機と化してしまった今はネットワークにつなげる必要もあまりないので、セキュリティ的にもぎりぎりだけど、もう少し様子見かなと思ってました。あのニュースを見るまでは。
そう、そのニュースとは、こちらです。
「Windows 10」へのアップグレード、来年には「推奨される更新プログラム」に“格上げ”へ
抜粋すると、
"まだWindows 10にアップグレードしていないWindows 7/8.1ユーザーのWindows Updateに、間もなく「オプションの更新プログラム」としてWindows 10が表示されるようになり、来年には「推奨される更新プログラム」に“格上げ”されて設定によっては自動的にインストールされることになる。"というもの。
いや、ひどい、これはひどいよ。さすが Mircrosoft だけあって、余計なことをしてくれる…。このアップデートは Vista 関係ないじゃんというつっこみはおいておいて、この余計なおせっかいをしてくる心意気がどうにも気に入らないのです。
この話は実際のところ結構な話題になってて、「Windows10 強制アップデート」で検索すると、いろんな記事が出てきます。
- 今日の「Windowsアップデート」にネットが阿鼻叫喚…
- 【阿鼻叫喚】勝手にWindows10にアップグレードされる被害者が多発中【被害者1日で数百件以上】
- 【悲報】Windowsユーザー、Windows 10へ自動アップデート開始へ…マイクロソフト「Windows10に絶対にアップデートさせてやるぜ!10億台をWindows10にさせる目標だ!」
- 【ヤバイ】Windows10への半強制アップグレードが各所で猛威を奮ってる模様!『今すぐアップグレード』か『今夜アップグレード』の二択にww
- 【やめて】Windows10に今日から自動的にアップグレード【ふざけんな】
Ubuntu をインストールするにあたって、ハマったところ
今回は、UbuntuとCentOSでイチから学ぶLinuxサーバー完全入門を参考に、Ubuntu 14.04 LTS 日本語 Limix のインストールを進めたのですが、1点だけはまったところがあったので、備忘録としてメモしておきます。
持っていたPCのCPUは32ビット対応だったので、p9の手順に従ってInfraRecorderで32bit用のISOイメージを焼こうとしたところ、何故か「イメージの書き込み中」の状態で書き込みが一向に進まない…。他のファイルなら焼けるのか、とか、書き込み速度を変えたら焼けるのか、とか色々試していて、ここで1時間半くらいロスしてしまいました…。
やー、もっと早く気付けば良かった。
とりあえず設定した内容
まずは、ブラウザ。当然 chrome を使おうと思っていたんですが、なんと2015年12月に32bitのLinux向けのChromeは提供が終了してました…。2016年3月にはサポートも終了する模様。何たるタイミングの悪さ。
結局ここは、 chromium を使うことで回避しました。chromium って今まであまり知りませんでしたが、chrome のオープンソースプロジェクトで、chrome ウェブストアで提供されている拡張機能も、ほぼそのまま動くみたいなので、今回みたいに Google が正式にサポートを提供しなくなった古い環境で chrome を使いたい時にはとても便利ですね。
そして次に、プリンタ。プリンタをさくっと使う環境を作ることがメインだったんですが、プリンタに関しては、「システム設定」の「プリンタ」からびっくりするほどあっさりと設定が完了しました。
日本語入力環境も、Google 日本語入力がLinux向けにMOZCという名称で提供されていて、最初から入っているので、こちらも一切困りませんでした。
最後に、リモートデスクトップ環境。せっかくなので、chrome remote desktop を設定して、 chromebook からもアクセスできるようにしたいなと思ったのですが、ここは少し苦戦中です…。
Chrome リモート デスクトップの概要と使用方法のページの、「Chrome リモート デスクトップを設定する」→「自分のパソコンにリモートからアクセスできるようにする」→「Linux(ベータ版)」の手順通りに設定してみたところ、なんと、再起動かけたら、パスワードが正しいはずなのに Ubuntu にログインできなくなってしまった…。
このあたりの記事を参考に、すぐにログインできるようになりましたが、さすがに焦りました。
おそらく、gdmを入れなくても、[Ctrl]+[Alt]+[F1]で、CUIからログインして、設定を戻すだけで大丈夫ですね。
Ubuntu 14.04 で Chrome Remote Desktop をインストールする手順 とかを見る限り、簡単に設定できそうなんですが、「マイパソコン」に表示されないのは何故なんだ…。今日のところは諦めるけど、時間を見つけて設定したいと思います。
まとめ
Ubuntu を使うのは今回が初めてだったんですが、思いの外すんなりと Windows Vista のPCを Ubuntu 14.04 LTS のPCに変更することができました。そして何より快適。買った当初はそこそこのスペックだったPCも、当然の如く時間が経てばスペック的には見劣りしますが、OS を変えるだけでストレスなく使えるマシンに復活させることができます。個人的には、あの Windows Vista 特有の絶えずハードディスクにアクセスしていてカリカリカリカリと聞こえるディスクアクセスの音が聞こえなくなっただけで、大満足です。もっと早くチャレンジしておけば良かった。
少しずつでも使いこなせるように、Ubuntuの勉強もしていきます。