女体山山頂からの眺望 |
一日の登山計画
大体、こんなスケジュールで登ってきました。山頂でのんびりし過ぎて、後半がややせわしなかったですが、一日満喫できましたよ。
- 0830 筑波山神社入り口着 → まずは筑波山神社に参拝して登山の無事を祈願
- 0930 宮脇駅発 → 御幸ヶ原コース経由で登山
- 1100 御幸ヶ原着 → 昼休憩。山頂でのカツカレー&生ビールは格別ですね
- 1140 自然研究路周遊 → まずは男体山に登頂。山頂連絡路を経由しつつ、がまの油売りをみて、女体山登頂へ
- 1410 女体山発 → 巨岩・奇岩群をみながら、おたつ石コース経由で下山開始。のんびりし過ぎて少し焦る…
- 1530 つつじヶ丘駅発 → 迎場コース経由で下山。ここはダッシュで大分時間を取り戻す
- 1600 つくば湯到着 → 山に登った後はやっぱり温泉だよねってことで、つくば湯で疲れを癒やす
- 1650 つくば湯出発 → 送迎バスでバス停まで移動
- 1710 筑波山神社入口発 → さらば筑波山。ということで現実に戻る…。
- 1800 つくばセンター着 → やたらとお腹が空いたので、特選つくばらーめんで乾杯!
秋の行楽シーズンってこともあるのでしょうが、さすが関東屈指の登山スポットだけあって、想像以上に家族連れや外国人登山客が多かったです。おたつ石コースで下山してると、結構な数の家族連れとすれ違って、これから登ると下山間に合うのかなーとか勝手に心配してましたが、よく考えたら、下りはロープウェイに乗っちゃえばいいので、のんびりでも大丈夫なんですね。
ってか一番びっくりしたのは、山頂付近ですれ違った、裸足の外国人登山客!なぜ裸足だったのだろうか…?何かの修行なんだろうか…?と気になって調べてみたら、裸足で登山って結構な数の人がやってるんですね。
勝手に選んだ奇岩ベスト3+意外なあの石
山頂からの眺めももちろん良いですが、おたつ石コースで見た巨岩・奇岩郡が良かったですね。勝手にベスト3を選んでみました。
ベスト1. 弁慶の七戻り
今にも落ちてきそうな頭上の岩に、かの弁慶すら七回も後ずさりしたというこの岩。なんというか、バランスが絶妙。正直ここを登山道にしようとした人もスゴイと思います。聖と俗を分ける門という意味付けもいいですね。霊験あらたかな山だけありますね。
弁慶の七戻りを真下から。全然周りの石が支えてない…。よく落ちないな、これ。 |
ベスト2. 高天原(たかまがはら)
なんというか、ネーミングセンスに惹かれます。そう、ここが神々の住む世界、高天原。この異世界に登っていく感じがたまらない。天照大神を祀る稲村神社はお参り必須ですね。
高天原。この階段を登ったところにあるのが稲村神社 |
ベスト3. 母の胎内くぐり
岩を抜けることで、生まれた姿に立ち返ると言われるこの石。3回くぐって来ましたよ。生まれた瞬間からやり直したい(笑)!下側の岩が、上側の岩の重さをどれだけ支えているかと思うと、胸が熱くなりますね。
母の胎内くぐり。修行場感が半端ない。下側の岩、がんばってるなぁ。 |
意外な石:さざれ石
「君が代」でも歌われているさざれ石。筑波山神社の境内にも鎮座してました。結構さまざまなところにあるようですが、実はきちんと見たことがなかった気がするので、なんとも得した気分です。
これがさざれ石。何年後に巌に…? |
がまの油売りの実演もやってました
連休だったからか山頂連絡路では筑波山名物、がまの油売りの実演をやってました。聞いたことはあるけど、生で見るのは初めてなので、ついつい見入ってしまいました、熟練の話芸と見事な口上。観客をいじるスキルが半端ない。アドリブに強いなぁ。
現在は、つくば市認定地域無形民俗文化財として、筑波山ガマ口上保存会の方々がボランティアで披露しているそうです。末永く未来に残したいですねぇ。
「さぁさぁお立ち会い。ご用とお急ぎでない方はゆっくりと聞いておいで。」で有名ながまの油売り |
見知らぬおじさんに聞いた、少しだけためになる話
自然研究路にある立身石で、のんびり景色を眺めてると、100回は筑波山に登っているというおじさんと立ち話になりました。そのおじさん曰く、
"一口に山と言うけど、名前は山とか岳とか峰とか色々な呼び方があって、その中でも山と呼ばれているものは、山岳信仰の対象なんだよ"とのこと。これは確かに、ここ筑波山にしても富士山にしても山とついていて、なるほどって感じでした。こういう飲み会の雑学ネタに使えるエピソードを待ってましたよ。
立身石の一番上に登っておにぎりを頬張ってたそのおじさん、話のネタも良いけど、いい笑顔すぎてやたら記憶に残ってます。
立身岩から筑波山神社を望む。真ん中付近に赤く見えるのが大鳥居 |
登山のあとは、やっぱり温泉と食事ですよね
筑波山温泉つくば湯
正直、立ち寄り湯としてはちょっと微妙かな…。露天風呂の湯船のサイズが、3倍くらい広かったら問題ないんですが…。登山帰りの客がわんさと押し寄せるので、芋洗い状態でした…。つくば駅行きのバス停まで少し距離があるので、送迎してくれるのは非常にポイント高いです。
(ちなみに、他の立ち寄り湯は、閉まるのが早くてなんだかなぁ。もう少し営業時間が長いと選択肢が増えるのですが…。)
筑波山温泉つくば湯。筑波山神社からだと徒歩10分くらいかかります |
大樹つくばキュート店
つくば駅に戻る頃にはそれはそれはお腹が減ったので、軽く打ち上げ。名前に惹かれて、特選つくばらーめんをチョイス。どの辺がつくばだったのかは謎ですが…、空きっ腹には美味しかったです。ハッピーアワーなのを良いことに、生ビールも2杯ほど頂きました。登山&温泉ですっかり水分の抜けた体に染み渡る。
つくばらーめん。炒めたもやしと挽き肉・ピリ辛魚粉が特徴です。ビールには合うよ。 |
まとめ
遠くから見ると美しい山体の筑波山。つくば駅行きのバスの車窓から。 |
関東から日帰り圏内で、気軽に登れる良い山でした。書ききれてませんが、百人一首にも歌われる男女川もあり、男体山・女体山と2つの山頂を同時に制覇でき、初心者から上級者まで、幅広く受け入れてくれる懐の広さがいいですね。また機会を見つけて登りたいです。
登山計画を立てるには、この辺のサイトが便利でした。