そもそも、どんな症状の膝の痛みだったのか?
膝の痛みと一口に言っても、実に様々な症状があるようですが、私の場合は、ジョギングなどをしてると、右膝の内側、関節の少し下あたりが痛くなる、というものでした。
ジョギングを始めた頃にはなんともなかったのですが、2年ほどしたタイミングで、徐々に痛みを覚えるようになり、だんだん悪化していった感じでしょうか…。最初はあまり気にせず走っていたのですが、痛みを覚えるようになってから1年ほど放置していたら、走ってられないほどの痛みがでるようになってしまいました…。それからは、一ヶ月ほどジョギングを休んで、様子を見ながら走ってみて、痛みが出たらすぐ走るのをやめる、って感じでした。
最終的には、ジョギングを初めて、1〜2kmで痛みが出始め、様子を見ながらゆっくり走って、3kmくらいでギブアップ、残りの3kmくらいはゆっくり歩く、という状態が続いてました。走るのをやめると比較的すぐに痛みは引くのですが、1回走ると、そのあと丸1日程度は階段の登り降りの際に痛みを覚えるようになってしまいました。
これはやばいなと思ったのが先日の丹沢山への登山。バカ尾根を登っている時には平気だったのですが、塔ノ岳につく頃に少し痛みを感じだして、下山をするころには、階段の登り降りの時と同じように、足を曲げるたびに痛みを覚えて、痛みと闘いながらの辛い下山となってしまいました…。
膝の痛みの原因は、偏平足からくる鵞足炎(がそくえん)でした
さて、どうしたものかと思って、医者に行く前にまず症状の確認をしようと思い、色々インターネットで調べてみました。Google 先生はなかなか優秀で、「膝の痛み 内側」で調べてみると、いろんなサイトが出てくるのですが、どうも症状から原因を推測するに、鵞足炎がぴったり合致するの症状でした。
参考にしたサイトはこちら。
痛み方の症状は、もうほぼぴったりです。そして何よりビンゴだったのが、大体どのサイトにも書いてある、こんな人が鵞足炎になりやすいってリストがそのまま自分に当てはまってたのにはびっくりです。
- 膝の屈伸運動を繰り返すスポーツをしている人 ←ジョギングしてます
- X脚の人 ←あんまり自覚はないですが、どちらかというと確かにO脚ではなくX脚
- 体の固い人 ←平均的だとは思いますが、柔らかいほうではないのは確か
- 運動靴の内側がすり減っている人 ←運動靴に限らず、スニーカーも革靴も、普段履いている靴は全て内側がすり減ってました…
- 偏平足の人 ←偏平足です。土踏まずは確かに欲しい
と言った感じで、全部当てはまっている! もっと早く調べて、気付けば良かったです。
結構、膝の故障としてはポピュラーな炎症らしく、Twitterでも同じく鵞足炎の方の悲痛な叫びが結構ありますね。みんなよく、鵞足炎だとすぐに気付けるな。
鵞足炎。。治さねば(~_~;)— 近藤 雅哉 (@mmr_jump) 2016年6月28日
鵞足炎になりました。うおお— おじさん (@bokukumamai) 2016年6月28日
/⌒ヽ
く/・* ⌒ヽ
| 3 (∪ ̄]
く、・ (∩ ̄]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
鵞足炎痛い❤️— TÄKËRÜ (@Wtkrmjnz) 2016年6月27日
また鵞足炎とか勘弁— YA~組長 (@Kharmarma) 2016年6月26日
右膝痛いの鵞足炎な気がしてきた— さく (@saku_cune_517) 2016年6月25日
対処方法として意識した歩き方
というわけで、ここ数年、私を苦しめてきた膝の痛みの原因は、鵞足炎だったことがあっさりと判明しました。なぜこんな簡単なことをきちんと調べて見なかったのか…。
しかし、原因がわかったからには、対策があるはず、というわけで、鵞足炎(がそくえん)を確実に改善させるための6ステップ【マラソン・ランニングによる膝下内側の痛み】| RUNART ランナート足の治療院ブログを読んでみると、
矯正用インソール以外での矯正は不可能(かなり難しい)である
と書いてあるではないですか…。なんと絶望的な一言。これは、 矯正用インソール を作るしかないのかなぁ、とも思ったんですが、まずは歩き方を変えてみようと試して見たのがこれ。
走るときに、土踏まず側ではなく、足の外側に体重をかけるよう心がける
この一点です。自覚はあんまりなかったのですが、確かに今まで走るとき、地面にべたっと土踏まずを押し付けるようにして走っていたので、ここをまず変えてみようと。意識したのは、足が地面に接する際に、まずかかとから足をつけて、そのまま足の外側にそって体重移動し、最終的には小指側から地面を離れる、とこういったイメージでしょうか。
すると、なんと言うことでしょう…!今まで、たった1〜2km走ると痛くなっていた膝の内側が全く痛くならなくなったではないですか!!少しずつ慣らして、今では5kmのジョギングでも全く膝の痛みがなくなりました。これは素晴らしい。ほんの少し、足の裏への体重のかけ方を工夫するだけで、今までの憂鬱な膝の痛みが吹っ飛んでしまうとは。ものは試しに、何でもやってみるものですね。
まとめ
というわけで、足の外側に体重をかけることを意識して走るようになって約1ヶ月、今ではすっかり膝の内側の痛みに悩まされることがなくなりました。今までは膝の痛みが怖くて、あんまり長い距離は走らないようにしてたのですが、これで少しずつジョギングの距離も伸ばしていけそうです。めでたしめでたし。もちろん全ての人がこれで治るわけではないと思いますが、同じく鵞足炎に苦しんでいる方は、ぜひお試しあれ。足の外側に体重をかけることを意識するだけで鵞足炎の予防になるなら、やすいものです。
しかし、知らない間に体のバランスって崩れてしまうものですね。まだ自覚してない体の歪みがありそうなので、どこかで一度しっかり、その道のプロに診断してみてもらおうと思います。